庭をめぐって

古川庭樹園にて赤松を探す

先日、お客様の依頼で赤松を大阪は河南町の知る人ぞ知る植木卸、古川庭樹園さんに探しに行きました。 今回のお客様はすでにある庭に赤松を植えたしたいというご要望。 今の時代、松は管理に手間がかかると新しく植えようという人は少なくなっていたところに …

真の家の追加植栽

今日は、アーキネットさんのモデルハウス兼事務所である真の家の追加植栽に行ってきました。最初に庭を作って3年ほど。少しずつ木が大きくなっていったり、今回のように植物を植え足したりしながら庭が育っていくのが嬉しいです。 蓮の株分けと肥料やりもや…

壁塗り

今日は引き続き、先輩の家の壁塗りの手伝いでした。 左官のコテで塗って行くのですが、これがとても難しい。道具の扱いももちろんですが、水を使うので、天気によって、塗料の乾きのスピードが変わったりして、仕上げを均一にするのが悩ましかったです。 色…

GULIGULI

今日は池田市にあるGULIGULIというところに行って来ました。 こちらはカフェとギャラリーを併設した複合施設なのですが、面白いのがこの施設のオーナーさんが、荒木造園さんという造園会社ということ。 計画段階から建築家やデザイナーさんが多く関わったよ…

庭の自由

今日は庭の手入れ。 今まで、一度も植木屋さんを頼んだことがないという。 住宅街の中で、種が飛んできて大きくなったというナンキンハゼやニンジンボク、エゴノキ、ハナミズキなどが庭の骨格となっていて、それぞれ実生ならではの個性的な樹形で生え鬱蒼と…

山ノ上マーケット2014

告知が遅くなってしまいました。 今年も京都府下唯一の村である南山城村、童仙房にて、今週土曜日に 開催される山ノ上マーケットに参加します。 林の中のお茶席での出店になります。 今年も楽しい時間を過ごして頂ければいいなと思っています。 去年の様子。

思えば遠くへ来たもんだ

ご無沙汰しております。 毎日元気に仕事をしています。 先日、テレビで「はじめてのおつかい」という番組を見ていました。 自分にもこんな頃があったんだろうなぁ、頑張ってんなぁ、、と思いながら見ていたその日、 そういえば、今日はカシの伐根からトラッ…

生きてます!!

お久しぶりです。 ブログの更新大分さぼってしまっていて見に来てくれている方々には申し訳なく思って おりました。 昨年末、身体をあり得ないほど壊してしまい(笑)入院などもし、三ヶ月ほど現場を離れていました。こんなことは人生でも初めてでした。 こ…

庭の手入れ

庭の手入れシーズンが始まっています。 庭は作った時が終わりではなく始まりです。 今日は、2年前に作ったお庭の手入れに寄せて頂きました。 自分で作った庭に継続して関わらせて頂くことは、庭師の仕事の大事な行く道だと思います。 とてもいい時間でした。

山ノ上マーケット2013 御礼

去る8月24日、雨の降る中、以前の記事でアナウンスした山ノ上マー ケット2013が開催されました。 土かま作庭所の野点席にも足下の悪い中たくさんの方が来て下さいました。 山ノ上マーケットでの活動は、我ながら、ほとんど楽しみのためだけにやってい…

山ノ上マーケット2013

今週末24日(土)、京都府下唯一の村、南山城村の童仙房という集落で行われる山ノ上マーケットに今年も参加します。 山ノ上マーケットは丁寧な仕事をしている様々な工芸作家や小さな飲食のお店が集まる一日限りのマーケットです。 庭かまは、今回も、土屋…

金沢記 その一

残暑お見舞い申し上げます。 またお久しぶりの投稿になりました。少し前に金沢に行ってきました。 以前ブログでも紹介したことのある(2013-03-27 - かま田日記帖)、彫刻家、橋本雅也さんの作品が 金沢21世紀美術館の世界工芸トリエンナーレ(http://www.…

昨日は子供の日

昨日は子供の日でした。 小さい子供のための庭を一日考えていたのは、偶然か必然か。 しっかり提案を練りたいと思います。sadeのbabyfatherのビデオ。babyfatherは未婚の父という意味なようで、その父の思いをsadeが語るというふわっとしたいい曲いい歌です…

春日奥山で巨樹と鳥を見る

先週半ばに、東大寺大仏殿裏にてお店を営んでいるNATIVE WORKSさんの春日奥山の巨樹と鳥を見るハイキング企画「森のトリドリミドリ」に参加してきました。NATIVE WORKSさんは、今の服が経済性やトレンドの名の下に大量に生産され、大量に捨てられてゆく現状…

殻のない種

- 橋本雅也さんという彫刻家がいます。雪山に猟師とともに入り、解体まで手伝った鹿の角や骨から花を彫りだしています。 自分は実際には作品を見た事はなく、作品集を見ただけなのですが、写真からでも一つ一つの作品の姿に、ただ一つだけ、という気品、ある…

大原の山並み

大原の里から見る山並みは、高くも無く低くも無く、青みがかって、絵のようにきれいです。 十数年前、高校生だったころは、海の見える駅で、何本も電車を行き過ごして海を眺めていることがありましたが、山もそんなように眺められるのかもなと思いました。

庭をつらぬくもの

(京都、北白川瓜生山中腹。臨済宗中興の祖、白隠の病を救ったと言われる白幽子の住まいとなっていた磐座である。明治には富岡鉄斎も顕彰碑を建てている)大阪の著名な作庭家、武部正俊さんの主催するガーデニング研究会の「一休に関わる庭探訪」に参加して…

須田国太郎

京都市美術館で開催されている須田国太郎展に行ってきました。 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/suda.html すだこくたろうさんだと思っていましたが、すだくにたろうさんでした。 昔、職場の先輩たちが 「昨日、すだこくたろうの絵を見に行…

磯崎新

先日、大分に行く機会があり、磯崎新さんの豊の国情報ライブラリーとアートプラザを見て来ました。以前から建築雑誌などで、磯崎さんの作品の写真をみるたびに、「あんまり見た目の仕上りはそっけない感じやけど、世界の一線で活躍している超有名建築家なん…

秋の手入れ

秋から年末にかけての庭の手入れが始まっています。今日は言葉通りまさに秋晴れといった気候で、仕事をしていても、本当に気持ち良かったです。 昨日から作業しているおうちの玄関前のケヤキ。 庭にケヤキのような大きい樹を植えるというのは、落ち葉などに…

すさみの心象

大阪の街中で見かけた風景。防草シートという透水性はあるけれど遮光性を持つシートをかけて草が生えるのを防いでいました。その上に適当にブロックとか石を置いている。隙間から少しだけ草が生えている。草が生えるのが凄く嫌なのだろうけれど、草さえ生え…

捩摺の花

先輩の庭仕事の手伝いに行きました。伊賀の粘土質の草地に捩摺(もじずり)の花が咲いていました。 今の福島県信夫で織られていた忍捩摺の文様からとられたそうで、別名をネジバナといい、花序がねじれています。 味のある可憐な花です。

初夏の庭作り

また新しい庭に取り組み始めました。 とても面白い建物と敷地の条件で、色々思案しながらの庭作りです。 初夏の庭作り。こんな感じでやって行きたいと思います!

黒文字

花と葉がまさに動いているところです。まだ安定していない生き生きとした美しさがあります。

途中経過1「神殿町の家」

今作っている「神殿町の家」の庭部分の途中経過を掲載します。 「神殿町の家」 *奈良アーキネット 決して広くない敷地でありながら、開口部を大きく、数多くとり、壁には漆喰を塗り回すこと、また一階と二階を吹き抜けの一室空間にすることにより実際よりと…

春の庭づくり

今、二つの庭を作っています。 一つは、以前紹介した奈良市朱雀の庭の改造のつづきと、もう一つ、これもまた以前紹介した「アーキネット」さんのモデル住宅の庭です。朱雀の庭 アーキネット第2モデル住宅「神殿町の家」 現場を行ったり来たりして慌ただしく…

朱雀の庭 一期工事終わり

鹿児島中央駅から新八代までの電車? この電車好きです。ノスタルジーっす。くるりの「奇跡」のMV。 朱雀の庭の一期工事が終わりました。 庭を作りに行くと、御施主さんのお孫さんたちがいつも元気に迎えてくれ、とても楽しい気分で庭づくりを盛り上げてくれ…

conversation with 鈴鹿やすさん

「何でアート作品を作るのか。それは自由を感じるためなんだよ」橿原市にある「おふさ観音」というお寺で鈴鹿やすさんという方の展覧会があります。 冒頭の言葉は鈴鹿さんがお茶を飲みながらもらした言葉で、飾らない、パワフルでやんちゃな人柄から語られる…

ばたばた

ばたばたしてますが生きております。 慣れない書き物(庭に関するレポートなど)したりして混乱します! でもたまには良いですね。 明日からはまた現場です。がんばろ〜

樹を植えることについて

本日の『ほぼ日刊イトイ新聞』のイトイさんのコラム。 樹を植える事について、一本の樹が記憶、想い出のよすがになる。 樹を植え、その成長を見守ると、目に見えなかった時間そのものを見たり感じたりする事が出来るようになるのかもしれません。 このコラム…