古川庭樹園にて赤松を探す
先日、お客様の依頼で赤松を大阪は河南町の知る人ぞ知る植木卸、古川庭樹園さんに探しに行きました。
今回のお客様はすでにある庭に赤松を植えたしたいというご要望。
今の時代、松は管理に手間がかかると新しく植えようという人は少なくなっていたところに
嬉しいご依頼でした。
最近は山取り雑木の流れに沿って、松も街中でよく見かける、枝を人工的に仕立てたような松ではなく、山の中で自然に育ったような松が出てきています。雰囲気の違いが伝わるでしょうか?
こういった風情の木ならば、今の時代の雑木を用いた自然な雰囲気の庭にも良く溶け込むますし、やはり松は松で、松にしかない上品な存在感で庭をぐっと引き締めてくれます。
自分としてもおすすめする候補の樹を選ぶのにとてもワクワクしました。
真の家の追加植栽
今日は、アーキネットさんのモデルハウス兼事務所である真の家の追加植栽に行ってきました。最初に庭を作って3年ほど。少しずつ木が大きくなっていったり、今回のように植物を植え足したりしながら庭が育っていくのが嬉しいです。
蓮の株分けと肥料やりもやってこれからの季節の備えは万全。
道行く近所の人たちに庭について色々聞かれたり、楽しみになっているようで何よりと感じました。
しかし今日の天気はややこしく、どっと疲れが出ました。。はよ寝よっと。
追加植栽は以下のようなものを植え足しました。
小潅木:ヤマブキ、シジミバナ、ハクサンボク、アジサイ、マルバシャリンバイ、トキワガマズミ、ミツデイワガサ、ルスカス、フォッサギラ
常緑宿根草:ヤブソテツ、リョウメンシダ、クリスマスローズ、タニカ、ハラン、ツワブキ
宿根草:ギボウシ、キキョウ、オダマキ、ティアレラ、ホウチャクソウ
柏原市 庭としての駐車スペース
お伝えしていた、駐車場周りの庭づくりが終わりました。
緑をふんだんに使った、庭としての駐車スペースになりました。
奥行き幅が狭いため、ドアの開閉時に車に傷が付かないように擁壁は作らず、斜面を芝で土止めし、轍についても緑化ブロックを使用して緑の広がりを強調しています。
芝は踏み圧に強い野芝を使用しました。
また玄関への敷石の角度などを工夫し、ジューンベリーも植え、実際より奥行きのあるアプローチになったと思います。まだ幼い男の子たちが電車が大好きということで、奥様の希望により、コンクリート製や木製の枕木をふんだんに使いました。
最近は利便性やコストを重視して、駐車場といえばコンクリートで固めてしまうのが一般的ですが、工夫をすれば駐車スペースも立派な庭として楽しむことができるのではないかと思っています。ご参考になれば幸いです。
*before&after
着工前の様子
着工後 全体
コンクリートの升が玄関正面にあり、それを避けるための斜めのアプローチ。かえって奥行きが出た。轍には緑化ブロックに野芝を埋め込み柔らかな雰囲気に。子供たちの好きな線路のイメージももたせた。
輪留めにはアンティークのコンクリート製の枕木を。
着工前の様子 南面
着工後
枕木を透けた目隠しとして用いた。空いた場所には樹木を植え柔らかな印象に。
オリーブ、アオダモ、ブルーベリーなど。
中古の枕木は防腐剤などの安全性に疑問があるため、新品、無塗装のものを使用した。
家側からの眺め
足元の埋め戻し、仕上げも線路で使用される割グリ石を用いた。土に密着していないので腐朽しにくく、耐久性も上がることを期待している。
電車好きの子供たちに捧げたお庭となりました。