柏原市 庭としての駐車スペース

お伝えしていた、駐車場周りの庭づくりが終わりました。

緑をふんだんに使った、庭としての駐車スペースになりました。
奥行き幅が狭いため、ドアの開閉時に車に傷が付かないように擁壁は作らず、斜面を芝で土止めし、轍についても緑化ブロックを使用して緑の広がりを強調しています。
芝は踏み圧に強い野芝を使用しました。
また玄関への敷石の角度などを工夫し、ジューンベリーも植え、実際より奥行きのあるアプローチになったと思います。まだ幼い男の子たちが電車が大好きということで、奥様の希望により、コンクリート製や木製の枕木をふんだんに使いました。
最近は利便性やコストを重視して、駐車場といえばコンクリートで固めてしまうのが一般的ですが、工夫をすれば駐車スペースも立派な庭として楽しむことができるのではないかと思っています。ご参考になれば幸いです。

*before&after
着工前の様子

着工後 全体

コンクリートの升が玄関正面にあり、それを避けるための斜めのアプローチ。かえって奥行きが出た。轍には緑化ブロックに野芝を埋め込み柔らかな雰囲気に。子供たちの好きな線路のイメージももたせた。

輪留めにはアンティークのコンクリート製の枕木を。

着工前の様子 南面

着工後 
枕木を透けた目隠しとして用いた。空いた場所には樹木を植え柔らかな印象に。
オリーブ、アオダモ、ブルーベリーなど。
中古の枕木は防腐剤などの安全性に疑問があるため、新品、無塗装のものを使用した。

家側からの眺め

足元の埋め戻し、仕上げも線路で使用される割グリ石を用いた。土に密着していないので腐朽しにくく、耐久性も上がることを期待している。

電車好きの子供たちに捧げたお庭となりました。