土地蔵


奈良町を散歩していて偶然入ったギャラリーで出会ったお地蔵さん。土を乾かしただけの塑像。あ〜ええな〜と思って連れて帰りました。この像を作った方は、昔の人はどのようにして絵を書いていたのかを知りたい気持ちで、土や石を砕いて作った原始的な絵の具で絵を書きはじめ、それから考えが進んで絵よりも先に造形的な欲求が人間にはあったのではないかと思いはじめ一年ほど前から、土を固めただけの造形に取り組み始めたということでした。(うろ覚え)
今よりもっと信仰の生きていた時代にあった素朴な石仏を思わせる姿です。形というものに込められているものについて考えさせられます。