庭の改造

改造の依頼を受けていたお庭の一部分ですが、9割がた出来上がりました。
詳細はまたホームページ(http://niwakama.jp)上にアップしたいと思いますが、とりあえず写真を載せておきます。
改造前はこのような感じでした。門を入ってすぐのお庭。サツキが大きく成長し、足の踏み場が無くなっていた。

庭部分の土地は旗竿形になっている。道路側の細長い庭。こちらも改造前。土留めのための石が庭の一番奥まで連なり、通りずらくなっていた。

メインの庭も、道路側の庭も、植物や石で狭く感じて、どうしたものか、というご相談を受けました。
御施主さんが元々、写真を撮りに山や川などに良くいかれるということ、庭を通してお孫さん達と一緒に草花や木の成長を楽しみたいというお気持ちであったことから、通路側を圧迫している既存の土留め石を、玄関横の広いスペースに移動、沢石組みとして再利用して組み直し、山の空気を感じられる雑木類を植え、自由に山野草を楽しんでもらえるような庭を提案しました。
<全体の雰囲気 改修後>
シラキやヤマモミジ、ツリバナなどの自然な空気を持つ木と既存の常緑樹で林の中のような空気を目指しました。また庭への入り口を二通りにし、手前の入り口からは沢を飛び越えて板石のフロアに到るようにしました。

<流れの下流を見る>
沢は水道を地中を通しわき水風に引き、実際に水を流せます。

バルブを空け水を流した所、支流の水たまりの部分で沢をまたいでフロアへ。写真の右端のところ、ちょっと映ってないですが、そちらが水源になっています。

<作業床>
草花を楽しむ庭には管理のために当てるスペースが不可欠です。

林床には30種類ほどの山野草をある程度の適正は考えつつ、自由に植えました。

これから御施主さんがお孫さん達と楽しみながら素敵な庭にされていくことと思います!