KINOTO ギャラリーの庭


先月の末から取り組んでいたお庭が引き渡しになりました。
今回の庭づくりは2年前、モデルハウス「真の家」の庭づくりをご依頼頂いた、奈良で素敵な取り組みをされている工務店アーキネットさんから、引き続いてのお仕事でした。
アーキネットさんは昨年、奈良の職人の確かな技術と、東京を中心に活躍されている建築家の洗練されたデザインを組み合わせた「KINOTO」という住宅ブランドを新しくスタートされました。リンク↓
http://www.kinoto.co.jp/about/
その「KINOTO」の住まいへの考え方をお客様に伝える場所として、元々あった建物を改修してギャラリーも開設されました。
(以前のモデルハウス「真の家」同一敷地内にあります)↓
http://www.kinoto.co.jp/gallery/
今回は、そのギャラリーの庭の改修のご依頼でした。自分なりに、アーキネットさんの住まいへの姿勢や、KINOTOのコンセプト、ギャラリーの内外装の質感を読み取りながらの庭づくりになりました。
庭づくりの引き渡しの日、近所の方々やスタッフの方々に、
「これから色々楽しみが出来たわー」と仰って頂いたのが何よりでした。
庭が完成して、雰囲気が良くなった、とかきれいになった、といってもらえるのももちろん
とても嬉しいですが、庭が出来たことで、庭に関わる人の心に楽しみが増えることが一番嬉しいです。
療養からの復帰最初の庭づくりということで、お施主様を始め、仕事仲間、諸先輩方や身の回りの近しい人たちに支えられていることをひしひしと感じた庭づくりでした。
言葉にすれば軽いですが、、本当に感謝の一言です。
この気持ちを忘れずにまたこれからも楽しんでもらえる庭づくりをしていきたいと思います。
関係者の皆様本当にありがとうございました!!

KINOTOの入り口。

中は住まいやインテリアのギャラリー、様々な資料や実際に提案しているアイテムが。

木々を窓際に植えて車通りの多い道へのクッションに。

ギャラリーの建物は以前作庭した真の家と同じ敷地内にあります。

建物と道からの視線が交錯しないように透かしつつ遮る植栽。
地割りは内外装の印象に合わせて板石敷ですっきりと。

庭の奥にはブドウを絡ませるパーゴラとベンチを設置。収穫したぶどうで、ガーデンワインパーティ、、に呼ばれるのが私の夢です 笑

ベンチからの眺め、トネリコの幹が立派です

壁面の色に合わせて板石もところどころ2toneカラーにしてみました。
草花も和洋こだわらずナチュラルなものをなるべく沢山植えました。