春日奥山の巨樹と鳥を見る その3


過去2回にわけて掲載してきた春日奥山ハイキングの第3回目です!
その1→春日奥山で巨樹と鳥を見る - かま田日記帖
その2→2013-04-23 - かま田日記帖

高畑を抜けて滝坂の道へ、滝坂の道は旧柳生街道と呼ばれ、柳生新陰流で有名な剣豪の里、柳生に続く道。途中から江戸時代、奈良奉行が作ったと言われる石畳が続く。

でこぼこして結構歩きにくかったっす。笑

巨樹の倒木。春日山近辺は下草が鹿に多く食べられてしまうため、地滑り等起きやすく恐らく台風のときの地滑りと風圧で倒れたのではないかとのこと。事実、自分も林床の草本はどんものがあるか注意しながら歩いていたのですが、基本的にあまり量が多く無くあっても目立つものはシダ類などで、花が咲いているのを見れたのはスミレぐらいでした。

そしてここでなんと!カメラの電池が無くなってしまい写真が取れなくなってしまいました。
あとは文章で失礼します。
てくてく柳生方面に石畳を歩いていくと、鎌倉期製と言われる磨崖仏2体(それぞれ夕日観音、朝日観音と呼ばれている)、柳生の荒木又衛門が試し切りしたという首切り地蔵さんなど、石仏も素晴らしいものがありました。
柳生街道沿いには円成寺さんという名刹もあり、信仰の道でもあったのでしょう。

道半ばの首切り地蔵で奈良方面に折り返し、帰りは鳥の観察を中心に、コゲラアオゲラヤマガラ、などを見て、オオルリの鳴き声に感心しながら(姿は見れませんでした)、帰路に着きました。

春日山の原始林はお話を伺うと、鹿との共存の問題も相まって本当に独特の森でした。植生の維持など色々問題があるようで、なるべく今後この豊かな森を大事にすることに協力出来たらなと思いました。鳥に関しては、詳しい方のお話を聞くのが本当に楽しく、鳴き声から鳥の存在を感じる事で、森歩きがますます楽しくなるように感じました。

また是非参加したいと思いました。