不可思議/WONDER BOY

ポエトリーリーディングのような。

トラックも詞もおセンチで、声も、やわで、聴いていると照れくさい感じがするのは、自分は既におっさんの魂を獲得したが、こういう時期がお前にもあったのだということを強く思い出させる力があるからで。

このライブがホントに素晴らしいと思うのは、よくわからん怖さを乗り越えて自分をぶつけていく勇気を思い出させるから。

良く聴いていると、ただ青くて勢いがある、ってだけではなくて、客観性というか自分に対する照れがきちんとあってそれがあって詞が詞になっている。そうでないとおっさんだけでなく、同世代にも、深い所で相手にされないので大事な事です。
逆におっさんになって、世間や自分に対してさめた事を考えている人が、客観性を失って、方向も見失う事だってあるし、勇気それ自体どういうものなのかわからなくなることだってある。
そんな時はこれを見ることにします。
自分にとって大事なビデオになりました。不可思議くん、ありがとう。