日本のクリスマス

12月24日の夜は、近鉄奈良駅近くの
東向き商店街の中にある親愛幼稚園の礼拝堂
(昭和初期、奈良の宮大工が作った寺社建築と
教会建築が折衷された珍しい建物)の中が見
れたような気がして訪ねてみました。
礼拝堂に入る際、
「五分後にクリスマス礼拝が始まります」
と言われ、びっくりしたのですが、滅多にないこと、
と参加してみました。

自分はクリスチャンでも何でも無いんですが、
賛美歌の美しいメロディとパイプオルガンの
音、檜づくりの教会にゆらめくキャンドルは
とても心落ち着くもので、終わる頃には
「こりゃー毎年来たいな」
と思えるほどでした。

教会を後にして、あまりにも寒かったのですぐ
立ち飲みやで熱燗を一杯引っ掛けて家に帰ったのでした。

こうして書くと、和洋入り交じって、
なんだかいい加減なクリスマスをすごしたのですが、
熱燗での〆まで含めて、何故だか、不思議と、
今までで一番真っ当にクリスマスを過ごした気もするのでした。