須磨 菜園のある庭 ひとだんらく 作庭例 その2
約12平米(縦2.2m横5.4m)の敷地の中に、菜園と緑を楽しむための庭を作りました
ウッドフェンスで、境界をすっきりさせ、石や木で作ったプランター、また地植えのスペースを適宜割り振りながら、奥行きを作りました
とにかくものが増えても、庭が逆に広く感じれるようにということを念頭において細部を作りました
手前にきゅうりとにがうりの棚をあつらえ、左突き当たりには三度豆、木製プランターにはミニトマトやミョウガ、ハーブなどを植えました
今回、野菜の苗を頼んだ、昔ながらの方法で美味しい野菜を作っているお友達のGさん
「今回のお客さんは野菜育てるのも初めてなので、なるべく丈夫そうな良い苗持って来て下さいね!!庭づくりの仕上げは見た目も大事ですし!」と念を押していたはずが、、、
当日の朝、登場したGさん、いつものように朴訥と
「三度豆は、良い苗が無かったので種を蒔きます」
、、、、庭師の観点からは、びっくらこきました(笑)
ただ、私たちが既に成長した植木の見た目などを吟味して植えるような、ある意味、インスタントな感覚とは御百姓さんの考えは異なり、種から植え、育てることが普通の感覚でなのだろうなと思いました
本当は庭木も種から育てればより愛情を持てるかもしれません。
お施主さんからはやや不安の声がありましたが、、、!
ただ上手く収穫出来た時の喜びはより大きいものになると思います
板石でフロアーを作り、そこに水栓柱を組み込むことで最大限コンパクトに作業用の環境を整えました
中央の樹はヒトツバタゴ。石のプランターにはゴードニアとコバノズイナ
敷地が限られているため落葉樹主体の明るい庭にしました
いろいろ、庭としては工夫しましたが、とにかく美味しい野菜を収穫して、ご家族で楽しい時間を過ごして頂けたら本望です!